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シトロエン「DS4」国内デビュー

シトロエンの「DS」モデル第2弾「DS4」いよいよ販売迫る。

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シトロエン「C4」は今年の初夏に日本に導入されているが、シトロエンの「DS」シリーズの第2弾となる「DS4」がいよいよ国内導入される。「DS」とは、シトロエンを知る者にとっては特別な響きであり、私の書斎にも、「DS21」のミニチャンプスが飾ってある。そもそも「DS」とは、20世紀の名車ランキングで3位に選出されたクルマであり、1955年に登場。同社ではおなじみの「ハイドロニューマチックシステム」を採用し、その前衛的なスタイリングは「20年先を見越して製作された」とまで賞賛された。

その名車の名を復刻させ、「DS3」そして、この「DS4」にも採用された。シトロエンの見解では、「DS」は特別なモデルというラインナップでモデル構成をしていく。

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「C4」と比較し、ドズの効いた強面のフロントと、2ドアクーペのような曲線美。それでいて、車高は逆に25mm高めている。クーペ+4ドア+SUV=「DS4」といった奇妙な計算式がこれまでにないカテゴリー。これも奇抜を好むシトロエン流なのだろう。

■グレードは2タイプ■

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全長×全幅×全高4275mm×1810mm×1535mm、ホイールベース2610mm。

「DS4」には、「Chic」と「Sport Chic」の2モデルが存在する。昨今のクルマの場合、グレードが違っても装備的な違いのみで、エンジンの仕様は同一といった退屈なものも多いが、「DS」の名を名乗る以上、両車の違いは大きい。心臓はPSAではおなじみの直列4気筒DOCH 1.6Lツインスクロールターボであるが、出力とトランスミッションに大きな違いがある。

ベースモデルの「Chic」でも十分速く、最高出力156ps、最大トルク24.5kgmを発生させ、6速シングルクラッチAT「EGS」が組み合わされる。ステアリングに装備されたパドルシフトを操作し、ドライバビリティを味わえる。アルミホイールは17インチ。215/55 R17「ミシュラン プライマシーHP」を履く。

「Sport Chic」は、現代の常では大きなホイールに装備充実。これだけだと思ったら大間違い。なんとトランスミッションは、6速MT!すなわち左足も運転に参加できるのだ。(MT派のワタクシにはこんな事でも嬉しい。)エンジンは、基本的に同ユニットであるがチューンがなされ、最高出力は200ps、最大トルクは28kgmと50馬力近い差をつけている。アルミホイールは18インチ。225/45 R18の「ミシュラン パイロットレーシング」を履く。

両車共に、写真では確認しにくいがLEDのポジションランプがL字状に配しており、バイキセノンランプは標準装備。その他、坂道発進のアシストをする「ヒルスタートアシスト」や安全な駐車の手助けをする「フロントソナー/バックソナー」を備えている。衝突安全性も世界トップレベルである。

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基本的に「C4」と共通のインテリア。ステアリングにはダブルシェブロンエンブレムではなく「DS」のエンブレムが点く。ダッシュボードの隆起もこちらの方が大胆な設計。

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多彩なシートカラーが選択できる。

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メーター中央にはカラーLCDディスプレイが装備され、車両情報やオーディオ、フロントソナー/バックソナーなど多彩な表示が可能である。外周円に沿って内側に指針を向かせた凝った作りのメーターは個性の一端。一昔前は、PSAグループのプジョー車とほぼ共通のメーターを使っていた時代もあった。(一例:「プジョー106」/「シトロエンサクソ」照明のみアンバーとグリーンで差別化。)

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ブルーLEDの幻想的なメーター照明はナイトドライブの際、ムーディな空間演出になるだろう。

■「Chic」309万円(右ハンドル)

■「Sport Chic」345万円(右ハンドル)

emblem_citroen.jpgプジョー・シトロエン・ジャポン株式会社http://www.citroen.jp/



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