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VWゴルフGTI Tuned by COX試乗記

フォルクスワーゲンゴルフ GTI Tuned by COX試乗記

老舗COXが仕上げたコンプリートカー

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「ゴルフGTI」は、1976年から同車のスポーツモデルとして君臨してきた。そんな「ゴルフGTI」にさらなるチューニングを施した「ゴルフ GTI Tuned by COX」。1978年に創立して以来、フォルクスワーゲンのワンメイクレースの運営や、レース専用パーツの開発、車両製作など、フォルクスワーゲンのスポーツシーンと密接に関わってきたコックスが手がけたGTIのコンプリートモデルに試乗してきた。車両はフォルクスワーゲングループジャパン所有の広報車両をお借りした。

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コックスのデカールが見るものにインパクトを与えている。

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GTI Tuned by COXは、チューニングは「改造ではなく調律である」というのが信条であり、あくまでオリジナルの良さを活かしている。

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直列4気筒DOHC 2.0リッターターボエンジンは、最高出力169kW(230PS)/4700-6200rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1500-4600rpmを発生。

直列4気筒2.0リッターインタークーラー付ターボをスタートさせると、ノーマルのGTIとは明らかに異なる〝快音”がキャビンに響き、アクセルを踏み込みと、美しい旋律を奏でる。その加速フィールは驚くほどに鋭く、パワーが一気に炸裂し、弾かれるように速度を上げていく。荒れた路面でも、高い剛性が素晴らしく、ボディがガッシリと受け止めてくれる。確かに足回りは硬いが、決して不快なものではなく、クルマに理解を持っている方なら心地がいい。

ステアリングは少々軽すぎる印象を受けるが、コーナーでの回頭性は素晴らしく、オーバースピードでタイトコーナーに飛び込んでも、何事もなかったかのようにクリアしていき、まるでミズスマシのようなハンドリングマシーンである。

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COXステンレスマフラーから響く高音のエグゾーストノートは実に官能的。アイドリングではあくまで静粛性を重視したジェントルな音色。しかし、高回転までエンジンを回すと、ノーマルのGTIが奏でる野太いサウンドとは異なり、イタリアンスポーツのような、抜けの良いサウンドが、ドライバーの高揚感をもたせ、最高のスパイスとなってくれる。

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サイドミラーはブラック仕上げとなる。

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19インチホイールは鍛造。クロスブラック仕上げで、レッドボディとのコントラストが素晴らしい。

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レッドキャリパーは片押し式。ブレーキパッドはCOX製で、低ダストを実現しながら高い制動性能を発揮。

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ピラーパネルには、カーボン調仕上げとなっており、さりげなくスポーティさを演出。

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インテリは「ゴルフGTI」そのもので、COXの手は入っていない。

ホットハッチの火付け役となった「ゴルフGTI」の魂を、最新フォルクスワーゲンの技術とCOXの同車を知り尽くしたチューニングで磨き上げた傑作の一台である。


m_VW-715c0-78719-45ffe.jpgフォルクスワーゲングループジャパン株式会社 http://www.volkswagen.co.jp/





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