メルセデスAMG GT 4ドア
直6マイルドハイブリッドとV8ツインターボを搭載
メルセデス・ベンツ日本は、4ドアスポーツクーペ新型「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」の受注を開始。
同車は、“究極のハイパフォーマンス”を持ちつつ、官能的な曲線美のデザインと広い室内空間、4ドアボディによる使い勝手などを兼ね備えるAMGが独自開発した新たなスポーツカーである。
GT 43とGT 53に直列6気筒 3.0リッターターボエンジン、GT 63 SにV型8気筒 4.0リッターツインターボエンジンを用意されている。(写真は
GT 43は、「M256」型の直列6気筒エンジンを搭載し、最高出力367PS、最大トルク500Nm。GT 53は、最高出力435PS、最大トルク520Nmを発生。注目すべき点では、エンジンとトランスミッションの間に最高出力16kW(21PS)、最大トルク250Nmを発生する「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」を装着し、減速時には回生発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーを備える「48V電気システム」との組み合わせによりエネルギー効率を向上させている。ターボチャージャー弱点ともいえる加給効果が乏しい低回転域をカバーする「電動スーパーチャージャー」も採用し、ISGのモーターアシストと合わせて豪快な加速を堪能できる。
GT63では「M177」型のV型8気筒エンジンに2基のターボチャージャをV型シリンダーバンク内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトを採用。ツインスクロール式で低回転域から高いレスポンスを発揮するターボチャージャーへの吸排気経路を最適化して最高出力639PS、最大トルク900Nmを発生する。
全車にエンジンパワーを4輪に最適配分するメルセデスAMGの4WDシステム「AMG 4MATIC+」を採用。前後トルク配分を50:50から0:100の範囲で可変制御して、発進時や高速走行に加え、ハイスピードコーナーリング、コーナーからの立ち上がり加速などで絶対的な安定性を発揮。GT 63 Sでは、前後トルク配分を0:100の完全後輪駆動に固定する「ドリフトモード」も搭載。
AMGリア・アクスルステアリングでは100km/h以下の走行中に後輪を前輪と逆方向に最大1.3度操舵を行う。コーナー進入時のアジリティを大幅に高め、日常的な走行シーンでの回転半径を小さくし取り回しを向上させる。車速が100km/hを超えた状況では作動が逆になり後輪が前輪と同じ方向に、最大0.5度まで操舵される。これによって高速巡航時の走行安定性を向上。
ドリルド&スリットローターにイエローに塗られた専用キャリパーが強力無比な制動力を生む。
モデル | エンジン | 駆動方式 | ステアリング位置 | 価格 |
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メルセデスAMG GT 43 4MATIC+(ISG搭載モデル) | 直列6気筒 3.0リッター直噴ターボ | 4WD | 左/右 | 11,760,000円 |
メルセデスAMG GT 53 4MATIC+(ISG搭載モデル) | 15,930,000円 | |||
メルセデスAMG GT 63 S 4MATIC+ | V型8気筒 4.0リッター直噴ツインターボ | 左 | 23,530,000円 | |
メルセデスAMG GT 63 S 4MATIC+ Edition 1 | 24,770,000円 |