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富士山へ行こう!

●日本を代表する霊峰富士は、冬に行くのがベスト●

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日本を代表する山といえば「富士山」。美しさはもとより、この山は、昔から神として崇められ、富士山信仰という言葉があります。富士山登山者が最も多い、山梨県側の富士吉田市周辺には、富士山信仰を支えた御師(おし)の家があり、平安時代以前は、富士山は登らず裾野から遥拝していましたが、仏教の影響によって、登拝するという祈りのかたちに変わりました。現在でも、日本一のパワースポットということもあり、年間30万人もの方がこの山を登頂します。手前味噌ですが、筆者の祖先とも関係の深い富士山の魅力をカンタンに紹介します。

富士山は、太平洋側の静岡県側と山側の山梨県側に2分されており、昔からどちらのものという論争がありますが、正式には決まりはありません。山頂には、県境表示はなく、ほぼ中央で途切れておりますので、両県いや、日本人皆様の富士山という見解が正しいのでしょう。美しさでも賛否両論ありますが、ある調査では、形の優美さ、登山者数などで、山梨県に軍配が上がります。上記の写真は、逆さ富士で有名な富士五湖の一つ「河口湖畔」からのものです。富士山に折角行っても見えなかったという話もよく聞きますが、この時期は、8割以上の確立で上記のような姿を拝む事が可能です。富士山に行くなら、今の季節がお勧めです。(富士五湖地方は氷点下15度以下まで下がりますので、防寒対策は必須。)

●なんと「富士山」という駅がある●

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上記は、ずばり「富士山駅」。富士急行線の駅で富士山に最も近い駅。

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富士急行線「富士山駅」には、富士山を神の山として称え、改札口には鳥居がある。もちろん、改札に鳥居があるのは、全国でもここだけである。

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ホームは島状になっており、ホームからは富士山が拝める。東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の「大月駅」(標高358m)から「富士山駅」でスイッチバックし、富士山麓の「河口湖駅」(標高857m)まで標高差500mを登る山岳路線。途中に最大勾配40‰という急勾配が存在するが、東京駅までの直通運転も行われている。

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地元で伐採されたヒノキの柱に「ふじさん」の表記。駅名に「ふじさん」やはり不思議。

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「富士山駅」からの富士山。これだけ雄大な富士山が駅のホームから拝めるのは、まさに駅名通り。

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ホームに滑り込んできたのは、元々は、京王電鉄で使用されていた1000形電車を改装したもので、工業デザイナーの「水戸岡鋭治氏」がデザインを担当。富士急行線用に、勾配対策としてブレーキや、積雪対策を施してある観光用列車で快速「富士登山電車」と呼ばれ親しまれている。レトロなカラーがなんとも、シブイ。「青富士」車両と「赤富士」車両からなる2両編成で全車着席券車両である。

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天然木を使ったソファーやユニークなカラーリングがなんともステキだ電車だ。今度、「大月駅」から乗ってみたい。車体側面には路線図が描かれている。

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レトロモダン調の内装は木や布の自然素材をできる限り使用したつくりになっており、電車内とは思えない空間。ソファや展望席などの多彩なシート配置され、富士山を思い存分拝める。

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レトロな車体カラーに、専用エンブレムが施されますます乗りたくなった列車だった。

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「富士山駅」から徒歩3分。本当の意味で富士山入り口を意味する大鳥居が存在する。

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大鳥居には、「富士山」と文字が。まさにこの鳥居の先が富士山の入り口である。

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地元には、富士山ぱんが発売されている。100円でボリューム満点。

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ユネスコの世界遺産に登録を申請している富士山。この美しい山が登録されない理由が見当たらない。今年こそ、この世界に誇れる山「富士山」が、世界遺産に登録される事を願いたい。

取材協力:富士急行線

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http://www.fujikyurailway.jp/forms/top/top.aspx



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