ルノー「カングー」マイナーチェンジ。
オシャレで小粋なルノー「カングー」がマイナーチェンジを敢行
いきなりワタクシ事で恐縮ですが、ルノーには16年間乗っている。日本上陸第一号車の初代「トゥインゴ」である。実は購入の際、先代「カングー」を購入しようかと本気で悩んだくらいだ。でも、独身のワタクシには「トゥインゴ」で十分という事で、早16年の時が過ぎた。
話は横道に反れてしまったが、現行の「カングー」も十分魅力的なクルマで欲しいと思う一台。でも、先代では全幅が1675mmだったものが、現行では1830mmとミディアムセダンほどに肥大した事でワタクシが所有するガレージには収まらない。この幅の件は、乗り換えの際、顧客にも指摘されるらしく、ルノーディーラーでは日本最大の店舗でもセールスマンから多々聞かれた。
大きな変更箇所は無いが、サイドモールがボディー同色に(ジョン アグリュムのみブラック)、ドアハンドルがシルバーになり高級感がアップ。全長4215mm×全幅1830mm×全高1810mm。ボディカラーは、ブルー エトワール メタリック、マロン ショコラ メタリックが新たに加わり、合計10色の中から選べる。5速MTも選ぶ事が出来るのもルノーならではで、219万8000円、4速ATが229万8000円。右ハンドルのみの設定となる。どうせなら左ハンドル+5MTを出して欲しかった。
エンジンは、直列4気筒DOHC16バルブ1598ccで105ps/5750rpm、最大トルク148N・m/3750rpmを発生する。粘りのあるトルク特性で、スペック以上にキビキビ走る。
■インテリアの実用性は乗用車最高レベル■
ダークカーボンの内装に変更された。ダッシュボードは固めの素材でややチープさを感じる。同社「ルーテシア」のような弾力のある素材を望みたい。
メーター類は最近のルノーに共通したフォントを採用。デザインもオシャレ。夜間照明はアンバーの透過光式を採用。
ステアリングポストにはオーディオコントロールスイッチが装備される。いかにも後付け感は払拭され、使い勝手も向上している。
車内の至るところに小物入れが存在する。本当に実用性では乗用車トップ!
後席の乗員の為のテーブルはかつての英国車「バンプラ」を思わせる。素材はプラスチッキーなのは仕方ない。
ルノー・ジャポンはマイナーチェンジを敢行した「カングー」を9月7日より発売する。
ルノー・ジャポン http://www.renault.jp/