新型パサート発表!
速報!VW新型「パサート」発表 エコ志向を顕著に前押しして刷新。
先日、都内で開催された新型「パサート」の発表会。「パサート」/「パサートバリアント」が台上に展示されていた。シャープでエッジの利いたエクステリアが第一印象である。
フォルクスワーゲングループジャパン「ゲラシモス・ドリザス」社長
ミドルクラスの高級感、上質感をさらに充実させながらも、トップレベルの省燃費性を実現し、同社2006年式の2.0FSIエンジンと比較した場合、10.15モード燃費では、実に67%もの向上を図ることに成功したと述べた。
先代モデルに比べ、シンプルな印象を受けるエクステリア。
省燃費車を具現化したミドルクラスとして、余計な宝飾は施されていない。昨今の輸入車としては、とてもクリーンな印象を受ける。確かに個性という点では、希薄といわれるかもしれない。
パサート/パサート ヴァリアント共にラインナップは2タイプ。エンジンは共通。
TSIコンフォートライン(直列4気筒 DOHC 1.4リッター ターボ)7速DSG
TSIハイライン(直列4気筒 DOHC 1.4リッター ターボ)7速DSG
全長×全幅×全高[mm] 4785×1820×1490
ホイールベース[mm] 2710
最高出力[kW(PS)/rpm] 90(122)/5000
最大トルク[Nm(kgm)/rpm 200(20.4)/1500‐4000
↑同社の新型モデルでは、導入が進んでいるLEDポジションランプ。シンプルかつクリーンなエクステリアには、一見不釣合いにも見える。
↑先代では、スポーティな印象の円形LEDテールランプを採用していたが、高級志向にチェンジ。LEDの光源はもちろん継承されたが、イメージはまるで違う。
インテリアはミドルクラスに相応しい高級感溢れる空間。
↑インテリアは先代の前衛的な空間を踏襲しながらも、細部をリファイン。メーター類などには大きな変化は見受けられない。高級感は満点で、快適なクルージングに必要なものは、全て備わる。
↑ハイラインは、レザーシートと前席8ウェイパワーやシートヒーターが標準装備される。
↑センターコンソールのアクセントは、メッキの縁取りがされたアナログ時計。さりげなく高級車をアピールしている。
エンジンは1.4リッターのシングルターボエンジンのみ。
↑全長×全幅×全高[mm] 4785×1820×1490という堂々たるボディサイズに1.4Lという小さなエンジンを搭載したのは、おそらくVWが世界初といえる。筆者が最後に乗った「パサート」は、3.6Lエンジンを搭載した「R36」であったため、いくらエコとはいっても、動力性能がどの程度のものかが気になるところである。その辺りは、今後の試乗で詳細にレポートを敢行したい。
↑非常にフラットなトルク特性であることが分かる。特に低速トルクは2.0L車を上回る。7速DSG+アイドリングストップ機能を備え、10・15モードでは、間違いなくクラス最高の18.4km/Lをマーク。、「Start/Stopシステム(アイドリングストップ)」と「ブレーキエネルギー回生システム」を組み合わされた「BlueMotionテクノロジー」。ハイブリット同等の燃費を実現しながら、また一歩、リードをした技術を披露した同社の今後を期待したいモデルである。
フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社 http://www.volkswagen.co.jp/