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VW 9Nポロレストア保存版

フォルクスワーゲン 「9N POLO」 完全レストア記
コロナ禍、部品供給不足で2年半を要しました。

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レストア&ドレスアップで生まれ変わったVW「9N POLO」 なんと総額400万円。

購入した直後の状態
状態は良好でしたが、磨きキズやくすみが見受けられました。

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フロントマスクもノーマルのまま。ヘッドライトを新品交換、フォグランプを増設しました。

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ホイールは時代遅れの14インチ。バランスは良好でした。

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円形のテールランプがお気に入り。このクルマを日本一綺麗な9N POLOに仕上げます。

まずはオールペイントから始めます。
外せる部品は全て外し徹底して仕上げます。

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仕上がり重視のため、外せるパーツは全て取り外します。迅速な作業で愛車は瞬く間にこのような姿。

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リアゲートも取り外しました。持病であるロックの不都合もしっかり治して頂きました。

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フロントグリルをはじめ、内装の内張りなどもすべて取り外します。年式的に入手できないパーツも増えてきている9N POLO。どのパーツもオーナーにとっては貴重です。

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車内に塗装粉が入らないように骨の折れるような地道なマスキング作業が行われます。塗装中の作業はホコリ噛みの原因になるため塗装ブース内での撮影は遠慮しました。


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オールペイントを終え、各種パーツを組み上げました。それにしても塗りたてのボディはまるでラインオフのような状態です。

ホイール&タイヤチェンジ
205/40R17にVW純正の17インチBBS by Germany

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ブラックに仕上がったボディに組み合わせたのは、6R POLO GTI用の17インチ。BBS製です。

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FALKEN ZIEX 205/40R17をセレクト。スポーティ&コンフォートタイヤは40扁平でも静粛性は高い。

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オールブラックでクルマが締まりました。

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コンパクトなボディに17インチ40タイヤは目を引きます。

3Dクオーツガラスコーティング
25万円の最上級コーティングを塗りたてのボディにコーティング

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研磨剤などが入り込まないようにエンジンルームにもマスキングが行われます。

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ポリッシャーでは磨けない部位や保護を必要とするパーツも念入りにマスキングを敢行。

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コンパウンド、バフなどを使い分け鏡面に仕上げていきます。

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自然光では確認できない傷も投光器をあて徹底研磨を行います。

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オールペイントをしたボディでもバフ目などがこれだけ残っています。

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徹底した鏡面仕上げで塗装面の傷は全て消え去った。

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エアガンを用いて3Dクオーツガラスコーティングを吹き付けていく。(この工程を2回行う。)

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ボディ下部やホイールにも3Dクオーツガラスコーティングを行う。

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ドアの隙間にも念入りにコーティングが行われる。

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なんと給油口の中までコーティングを行ってくれる。

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テールランプをはじめ、リアハッチも細部まで施工を行う。

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仕上げに細部まで拭き残しのないように確認し仕上げていく。

3Dクオーツガラスコーティング施工終了
その仕上がりに言葉は必要ありません。

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取材協力 株式会社ホットカンパニー http://work-diary3.jugem.jp/

エクステリア
全身をブラックでコーディネイト。小さいけど存在感満点です。

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エンブレムはあえて純正とし、細部はブラックアウト。優等生のポロがちょっとヤンチャ仕様に。

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4メートルしかないボディですが、存在感抜群です。

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扁平タイヤと17インチホイールに目が行きますね。

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あくまで純正を崩さないためにエアロなどの装着は皆無です。

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ヘッドライトは9N POLO GTI用のインナーブラックを装着。ローにはH7 ハイにはH1のLEDを装着。

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元々未装備であった純正フォグランプを装備。HB4 LEDを装着。

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テールレンズはドイツ「ヘラ」社のインナーブラックを装備しました。灯火類は全てLED化。

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ハイ、ロー、フォグと全てベロフのLEDを装備しました。

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設定にはないシャークアンテナに刷新しました。

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マフラーは、ドイツFOX社のツインテールを装着。

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音質は低音が強調されたスポーティーサウンドです。音量は純正と同等程度です。背圧を75%程度まで低減させ、出力が向上しました。

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耐久性に優れたSUS304を素材としたオールステンレスマフラーです。

エンジン新品交換
総額180万円ほど掛かりました。

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ドイツから遥々送られてきたエンジンアッセンブリ―。

オールペイント中、長時間エンジンを掛けなかったこともあり、サイドノックが顕著に発生してしまったオールアルミ製1.4リッターエンジン。せっかくエクステリアを新車以上に仕上げたのに残念です。よし、この際、エンジンコンプリートしかない。

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30年以上クルマに乗っていますが、なかなか新品のエンジンとご対面はありませんでした。

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エンジンルームに収まったニューエンジン。鈍い光沢がワクワク感満載です。実際、これまでの雑味が消え、オーバーな話、BMWのスモール6に乗っているかのような絹のような滑らかさになりました。

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ヘッドブロックカバーには、まだ養生テープが。

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いぶし銀的な輝きが素敵です。

エクステリア
インテリアにも細部を刷新&ドレスアップ

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ダッシュボードの一部が割れてしまったので、全交換を行いました。新品の鈍い艶がいい感じです。

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ダッシュボード劣化防止のため、特注でダッシュボードカバーを製作しました。

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フロント、リアともにモケット(布)シートでしたが、本革に張り替えを実施。目指すは小さな高級車。

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ドアの内張りはアルカンターラ仕上げに高級感をアップ

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コバルトブルーの透過照明が美しい独VDO社のメーターも新品に交換しました。

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持病ともいえる液晶のドット抜けも治りました。Pが表示されませんでしたがバッチリです。

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ティプトロニック表示も文字に線が入りましたが、明確になりました。

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センターコンソールはウッド仕上げとして落ち着いた雰囲気に。

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エアコン吹き出し口もウッド仕上げを施工しました。

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オーディオは、パイオニアDMH-SF700 9インチのディスプレイオーディオをセット。今時のクルマになりました。筆者はバブル世代ですので、カーオーディオはカセットでしたが、いまはiPhoneで好きな曲が効き放題。DMH-SF700 9インチディスプレイはHD画質なので、カーナビゲーションの文字も大変見やすい。

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助手席奥には、パイオニアのサブウーファーTS-WX130DAを装着。やり過ぎ感のない大人のサウンドを響かせてくれます。

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空調はデジタル式ではなく半オートのダイアル式です。アルミリングにアルミダイアルを装備。

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アルミダイアルは、透過照明をうまく生かし、円形に光ってくれます。

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ヘッドライトスイッチもアルミダイアルで宝飾化。

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レッドの透過照明が反射してなかなかグッドです。

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シフトレバーはシルバーメッキの鏡面仕上げが純正でしたが、ボディ同色にペイント。VWでは、今はなきトルクコンバーター式6速ティプトロニックです。

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別角度から。まるで純正のような仕上がりです。インテリアの中央なので、ビシッと締まります。

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ルームランプはトランクも含め全てLEDに刷新しました。

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足元はVW純正のアルミペタルに交換。操作系のタッチも良好です。

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純正キーは樹脂がやや経年劣化があったため、ディーラー純正の本革ケースに収めました。レッドステッチがスポーティです。

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総額400万円を掛けて仕上げた9N POLO。新車以上の艶、光沢を放っています。現在はもったいなくてシャッターガレージに収めている時間の方が長いのも事実ですが、クルマは走ってナンボ。走れば当然キズもつきますがそれも愛着の内です。
時代遅れの9N POLOですが、意外とファンが多いクルマでもあります。今後もレポートをしていきますので、よろしくおねがいいたします。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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