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Audi Sport 誕生の舞台裏

Audi SportによるAudi R8/RSモデル、その誕生の舞台裏

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Audi Sport GmbHが手掛けるRSモデルは、アウディ製品ラインナップのダイナミズムを象徴するモデルとして重要な役割を担っている。RSの魅力とは、標準モデルとは一線を画したデザイン、日常ユースにおける使い勝手の良さとあらゆる場面でも得られる最高水準のパフォーマンスを両立させること、そして究極のドライビングで体験することができる力強いキャラクター。RSは、デザイナー、開発およびテストエンジニアが細部に至るまで、一切の妥協を排して開発作業を行った結果として誕生したモデルであり、世界各国で行われる走行テストを通じて、そのクオリティは極めて高いレベルに達している。その舞台裏には、数多くのストーリーが隠されていた。


伝説のサーキット、ドイツ・ニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)

全長20.832kmのノルドシュライフェは、世界でもっとも過酷なサーキットとして知られている。ここでは、1メートル走行する毎に困難なチャレンジが待ち受けると言っても過言ではない。左右に短く連続する超高速S字コーナー、フックスレーレでは強烈な垂直Gがドライバーを襲い、荒れた路面のカルーセルではボディが跳ね上がり、ジャンプスポット、プフランツガルテンではクルマが宙に舞い上がる。また、コースの80%以上がアクセル全開区間であることも特徴。最大級の負荷が連続で襲いかかるノルドシュライフェでは、1kmが一般道の数十倍の距離に相当すると言われている。このサーキットで8,000kmを走行すると、通常の自動車の生涯の走行距離に匹敵するのだ。常に高い負荷がかかるノルドシュライフェは、あらゆるスポーツカーのベンチマークとなるテストコースとして有名である。言い換えれば、ニュルブルクリンクのテストに合格すれば、世界のどこに行っても通用するクルマに仕上がることを意味する。 優れたスキルと経験を持つ有能なテストドライバーにとって、ノルドシュライフェはクルマのすべてを知る絶好の場所。長所と短所、ラップタイムを短縮する精密なハンドリング、限界域でも維持されるコントロール性、そして何より、もっとも過酷な状況下でも発揮される確かなクオリティ。このような理由から、Audi Sport GmbHは、ノルドシュライフェを世界最高の開発およびテストコースであると考える。

レーシングカーからインスピレーション:RSデザイン

Audi RSモデルは、アウディモデルラインナップのダイナミズムを象徴する存在であり、とても印象的なエクステリアデザインにもそのコンセプトが現れている。RSのデザインは、モータースポーツをインスピレーションとして、クールで控えめな表現とダイナミックなディテールを巧みに組み合わせられる。モータースポーツで最高のパフォーマンスを発揮するには、コンポーネントの設計においても極限を追求しなければならない。“Form follows function:形態は機能に従う”という理念の下、モータースポーツからフィードバックされたハイパフォーマンステクノロジーは、RS専用のデザインにも必然的に現れています。 Audi R8のシングルフレームグリルのプロポーションとレイアウトが、多くのRSモデルにも適用されている。標準バージョンよりも低くワイドなフォルムが強調されることに加え、エレガントなクロームではなく、スパルタンかつスポーティなイメージを醸し出すブラックが採用されている。さらに、一部のRSモデルには、フロントグリルとボンネットの間に、1984年のアイコンモデル、Audi Sport quattroを彷彿とさせる水平の細いスリットが追加されている。大型エアインレットと大口径楕円テールパイプの組み合わせは、ターボチャージャーによるエンジンのパワーを象徴している。 ボディにも、エクスクルーシブな雰囲気が漂う。特に、Audi RS 6 Avantのスタイルは、非常に印象的だ。全幅はベースモデルより80mm広くなり、フェンダー、リアドア、サイドパネルフレーム、フロントセクション、ボンネットは、RS専用に仕上げられています。ベースモデルから流用されているのは、フロントドア、ルーフ、テールゲートのみです。この高性能なAvantモデルのホイールアーチは、22インチ(Audi RS Q8は23インチ)までのホイールに対応。

4つの拠点:RSの生産

AudiのRSモデルは、ヨーロッパ4カ所の拠点で生産される。Audi RS 3 Sportback、RS 3 Sedan、RS 4 Avant、RS 5 Coupé、RS 5 Sportbackは、ドイツのインゴルシュタット工場からラインオフ。Audi RS 6 AvantとRS 7 Sportbackは、同じくドイツのネッカーズルムで生産される。ハンガリーのジュール工場では、Audi TT RS Coupé/Roadster、RS Q3およびRS Q3 Sportbackが生産されている。Audi RS Q8の生産は、スロバキアのブラチスラバ工場で行われている。すべてのRSモデルには、標準バージョンと共通の生産工程システムが採用。プレスショップでは、アルミニウムやスチールの専用シートメタルコンポーネントが製造され(その多くはアルミニウム)、ボディショップで組み立てられるのだ。

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今から30年前の写真のため、鮮明度に欠けますが、筆者が運転免許を取得して初めて所有したクルマは、B2型「Audi90 QUATTRO」だった。直列5気筒 SOHCエンジンに5MTが組み合わされ湿った野太いエキゾーストが印象的だった。初心者ながら、自分が運転が上手くなったような感覚を覚えるクルマだった。


emblem_audi.jpg アウディ ジャパン株式会社 http://www.audi.co.jp/

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