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VW GTIシリーズプレス発表会

フォルクスワーゲン GTIシリーズプレス発表会

同時に3種のGTIを発表。GTIを称えるパーティも同時開催

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金曜日の夜、銀座数寄屋橋。「花金」(バブル世代です)だけあり、相当な人出でした。数寄屋橋交差点から徒歩5分。今回の目的地があります。

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インポートブランドが軒を並べる銀座並木通りをウインドウショッピングしながら到着したのが、「G735ギャラリー」。こちらが、報道関係者向けに行われるGTIシリーズ発表会場となります。パーティも同時開催されるため、発表会には珍しく、日が落ちてからのスタートです。

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GTIのロゴが至るところに配されます。スタッフの皆さまもブラック&レッドのGTIウェアで統一。

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多くの報道陣がカメラを向け、いよいよアンベール(除幕式)です。

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幕には、GTIの刻印。その向こうには、LEDライトが放つ3台の白い閃光が期待を高める。

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ホワイトに統一された3台が姿を現した。右から「up! GTI」「ポロ GTI」「ゴルフ GTI Dynamic」。

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フォルクスワーゲングループジャパン株式会社 代表取締役社長のティル・シェア氏によるプレゼンテーションが行われた。
「GTIは1976年に登場したゴルフ GTIにはじまり、GTIは私たちにとって特別な意味を持っています。GTIが目指したのは実用性とスポーツ性という相反する課題を両立することでした。スポーツカーとしての走行性能と日常性をバランスよく極めて高いレベルで実現することです。これを40年以上にわたり、初代からはじまるGTIコンセプトを忠実に守り、新たな技術革新で進化し続けてきたのがGTIなのです」と解説した。
さらには、「初代ゴルフ GTIは世間に大きな衝撃を与えたモデルとし、「1970年代、速度無制限のドイツ アウトバーンはパワー至上主義、そして排気量至上主義に支配されていました。その厳しいアウトバーンの階級社会を打ち壊したのが、たった1.6リッターの排気量で全長4mを切るゴルフ GTIだったのです。そして、今やGTIのDNAは、ゴルフだけでなくポロやup!にまで受け継がれています」と、GTIの持つ魅力について語った。

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フォルクスワーゲングループジャパン株式会社 代表取締役社長のティル・シェア氏のフォトセッションが行われた。

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3台のGTIが並べば、実用性の備えたクルマ達にスポーツカーのDNAを注入しているのが分かる。


up! GTI

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GTI初設定となるup! GTI。ボディサイズは3625×1650×1485mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2420mm。

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専用のクローム仕上げのエキゾーストエンドは、スポーティなサウンドを響かせる。

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専用17インチホイールは、小さなup!には、インパクトがある。レッドキャリパーもスポーティ。

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ポジションランプには、高輝度LEDを採用しているのは、UP!と共通。

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直列3気筒DOHC 1.0リッターターボエンジンは、最高出力116PS/5000-5500rpm、最大トルク200N・m(20.4kgf・m)/2000-3500rpmを発生。エンジン オブ ザ イヤーに選ばれたエンジン。

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散々試乗した「up!」ですが、GTIでは精悍な印象に。大型の専用バンパー、スポイラー、大口径ホイール、スポーツサスペンションと専用装備がてんこ盛りです。ヘッドライトがハロゲンなのは残念。(社外品のLED H4が簡単に装備できます。)

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GTI専用のチェックのスポーツシートを標準装備。

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日本では消滅しているといっても過言ではないマニュアルトランスミッションを搭載。ヨーロッパでは、いまだにマニュアルトランスミッションの方が主流で、ドライバビリティはやはりコレに限る。

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免許を取得して約30年。筆者はマニュアルオンリー。「UP!GTI」の6速マニュアルはコクッと節度感のあるフィーリング。初代「ルノートゥインゴ」に乗っている筆者には、このサイズでマニュアル車が一番気に入った。

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フォルクスワーゲングループジャパン株式会社 広報部マイヤー氏と。「
up! GTI」は600台限定モデルだが、すでに300台以上の受注を受けている。マニュアルのみの設定でまさにオトナのおもちゃである。

ポロ GTI(7月3日発売)

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ボディサイズは4075×1750×1440mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2550mm。車両重量は1290kg。

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エキゾーストエンドは2本出し。ディフィーザーも装備される。200PSのエンジンからは迫力あるエキゾーストノートが響く。

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ラジエターグリルの赤いストライプはヘッドライト内部まで続くもの。LEDポジションランプ/LEDターンシグナル/LEDヘッドライトを装備する。

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直列4気筒DOHC 2.0リッターターボエンジンはベースモデルの倍以上の排気量を持つ。最高出力200PS/4400-6000rpm、最大トルク320N・m(32.6kgf・m)/1500-4350rpmを発生。0-100Km/h加速は6秒少々。

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専用17インチアルミホイール&強化されたレッドブレーキキャリパーを装備。18インチも選択可能。

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GTI専用のチェックのスポーツシートは、ホールド性も高い。トランスミッションは6速DSGのみ。シフトレバー周辺にもレッドのトリムがあしらわれ、スポーティなインテリアを演出している。

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これまでのフォルクスワーゲンは、良くも悪くも似通ったコクピットであったが、新型ポロでは、水平基調で視認性に長けている。

「ポロGTI」に搭載れされていたデジタルメータークラスター「Active Info Display」も他のモデルとは一線を画すデザインで、スポーティな描写である。
「Discover Pro」は、メーターと水平に存在し、視線移動が少ないのが美点。また物理スイッチも残してあり、使い勝手は非常に高い。

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同社広報部マイヤー氏に新型「ポロGTI」の魅力を詳しく解説して頂きました。


ゴルフ GTI Dynamic

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展示車の「ピュアホワイト」50台、「インジウムグレーメタリック」50台の計100台限定

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「ゴルフ GTI Dynamic」は6速DSG仕様のほか、6速マニュアルトランスミッションも選択できる。ボディサイズは4275×1800×1470mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2635mm。とゴルフのサイズと変更はない。

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18インチガンメタリックカラーの専用18インチアルミホイール。レッドストライプがホイールリムに配され、レッドブレーキキャリパーと相まって足元にインパクトを与えている。

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「ゴルフ GTI Dynamic」は、おなじみの直列4気筒DOHC 2.0リッターターボ。最高出力230PS/4700-6200rpm、最大トルク350N・m(35.7kgf・m)/1500-4600rpmを発生。その昔、アウトバーンでハイパワーなクルマを追い回せる初代の伝統を踏襲し、今でもアウトバーンを250km/hで巡行できる。

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伝統のタータンチェックのスポーツシートを装備。

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純正インフォテイメントシステム「Discover Pro」や、デジタルメータークラスター「Active Info Display」を標準装備。ハイビーム使用時に対向車への眩惑を防ぐ「ダイナミックライトアシスト」、ステアリング操作に連動してヘッドライトの照射エリアを調整する「ダイナミックコーナリングライト」に加え、LEDテールランプ(ダイナミックターンインジケーター付)も標準装備。

ゴルフGTI 1976

GTI神話はこのマシーンから生まれた

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発表会会場を入ると真っ先に目に飛び込んでくるのは、初代「ゴルフ GTI」。ブラックのボディは、42年経過したとは思えないコンクールコンディションで、ソリッドブラックは、水面のような深い艶を放ち、ビス一本まで、完璧にレストアされている。筆者としては、実はこのクルマが最も欲しかったりして・・・。


会場にも映し出されていた初代ゴルフGTI VS up!GTIのプロドライバーによるサーキット対決です。42年前の初代がロールを許しながらもコーナーをクリアしていく様は、いかに完成度が高かったのかということが確認できます。UP!GTIはまるでロールをしないまま、ゴーカードのような姿勢でコーナーをクリア。さてどちらに軍配が上がることか。

GTIパーティは最高の盛り上がり

深まる銀座の夜にサプライズな演出が

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進行は、DJ界の巨匠であるピストン西沢氏。

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最初のゲストは元TBSアナウンサーの安東弘樹氏。成城大学在学中から現在までに40台以上のクルマに乗り継ぎ、自動車関係の仕事をしたいからアナウンサーをやめたと冗談も交えた。Volkswagenには、「ルポGTI」に乗ったいたこともあるという。神奈川県出身の安東氏は、丹沢山系を超える「ヤビツ峠」に腕を磨きに通ったとか。筆者も10代の頃、「ヤビツ峠」には通っていたので、大変親しみを覚えた。

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歌舞伎役者で、
京都文教大学客員教授を勤める中村獅童氏。Volkswagenのプロモーションビデオでは、「アルテオン」、「ゴルフ R」で旅をした感想を述べて、なかでも「ゴルフ R」の圧倒的な速さについてアツく語っていた。GTIのようなクルマは、世界中みても例がないとその魅力にも虜になっているようだ。

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ラジオDJの巨匠といわれるピストン西沢氏。筆者も同氏のラジオ番組は昔からファンであり、天才的なリミキサーとして日本の第一人者。現在でも10台のクルマを所有しており、自らレースに参戦したり、多くの有名レーサーとの親交がある。自動車評論家としての活動も素晴らしい。

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ドイツといえば、ウインナー。シャンパンとの相性も最高。

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ついついお酒も進んでしまう。ボルドー地方南の赤ワインは2005年。すっきりとした口当たりが美味。

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GTIとVolkswagenエンブレムをあしらったスゥイーツ。このような細かい演出もさすがだと毎回感心。

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同社広報部マイヤー氏と一杯。お酒がすすむと、プライベートな話になってしまい、大学時代には、筆者の出身校である慶應義塾大学へドイツから留学し、文学と経済学を学んだという。毎回、楽しいお話を有難うございます。

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フォルクスワーゲングループジャパン株式会社
代表取締役社長のティル・シェア氏と広報部長の藤井郁乃氏。小生のような若輩ジャーナリストがいつも大変お世話になっております。

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実際に販売されているGTIグッツも数々展示されていた。全国のフォルクスワーゲンディーラーで購入が可能である。

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精巧に作られた歴代ゴルフGTIのミニチュアカーも展示。写真でみると実車みたいです。

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歴代GTIの車両カタログも展示してあった。筆者もカタログ収集が趣味のため、希少なものは保存。

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報道陣の取材が終わり、誰もいなくなったステージでGTIシリーズと共にスポットライトを浴びてみた。

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手元のクロノグラフに目をやると22時。参加者で筆者がラストになってしまったのはいつもの事です。最後にフォルクスワーゲングループジャパン広報部スペシャリスト池畑氏、マイヤー氏とGTIシリーズ発表会&パーティを祝して一枚。GTIのロゴを背にいい写真です。

次回は試乗の模様をお届けいたしますので、お楽しみに。



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フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社http://www.volkswagen.co.jp/





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