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VW ゴルフTDI 試乗記

フォルクスワーゲン ゴルフTDI 試乗記

成熟を迎えラストスパート!ゴルフ7ディーゼルモデル。

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Cセグメントにおいて常に世界の自動車メーカーのベンチマークに置かれるのがフォルクスワーゲン「ゴルフ」だ。ゴルフは世界中で愛され浸透しているが、その理由はすべてに渡る完成度の高さとそれがもたらす安心感にある。

現行は2013年6月導入。本国では、10月24日にドイツ本国で、新型「ゴルフ8」が発表されているが、今回はディーゼルが導入され、7代目ゴルフとして成熟されたモデル。まさにラストスパートである。

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「ゴルフ TDI Highline Meister」ボディサイズは4265×1800×1480mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2635mm。車両重量は1430kg。

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225/45R17タイヤ&専用ホイールを装備する。ブレーキキャリパーはAte製のシングルキャリパー(前後)であるが、制動力は、アウトバーン領域を考慮したもの。

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リアバンパーはエキゾーストエンド風のデザインを採用。

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流れるウインカーであるダイナミックターンインジケーターを装備。

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直列4気筒DOHC 2.0リッターディーゼルターボエンジンをゴルフ向けにチューニングして採用。

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ディーゼルのTDIは2.0リッターターボで最高出力150PS/最大トルク340Nmを発生。持ち前のターボ過給された低速トルクの強みに加え、微低速からタイムラグのない発進にはフォルクスワーゲンの長年に渡る技術の蓄積を感じる。ディーゼルターボはアクセルの踏み始めにタイムラグを感じるものもあるが、TDIエンジンはシルキーに吹け上がり、分厚いトルクに助けられ非常に乗りやすい。

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ゴルフ TDIは日本市場におけるモデル末期ということもあり、装備も完成されている。デジタルインフォディスプレイも標準装備。イエローゾーンは4600rpmからとなる。

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トルク特性は分厚くフラット。追い越し加速も余裕があるので、高速道路は得意中の得意だ。TDIエンジンのトルクが厚く、レスポンスもいいので追従性が鋭いのも印象的。
イエローゾーンは4600rpmほどから始まるが、全開加速でもそれほど回ることもなく、ショックもなく小気味よくシフトアップしていく。7速のDSGはガソリンエンジン同様に微低速時のレスポンスに優れており、加速時も滑らか。
ゴルフの素晴らしいところはクルマとしてのまとまりのよさで、それはハンドルの操舵感にも表現されている。ロック・トゥ・ロックが2回転と4分の3のパワーステアリングは操舵力の変化が自然で、適度に鈍くされているがシッカリとした操舵感がある。切り始めから手応えもあるが過敏でなく、安心感がある。これらの操舵感はパワーステアリングの性能だけによるものではなく、ガッチリしたボディと正確に動くサスペンションとのハーモニーによって安心感のあるハンドリングが生まれる。

日本国内での現行型7代目ゴルフはモデル末期にあるだけに熟成が進み、非の打ち所がない。新型ゴルフ8では多くのデジタル化が進んでいるが、維持費の安いTDIはゴルフの魅力の塊といえるクルマであった。



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フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社 https://www.volkswagen.co.jp/



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