SSブログ

コスパ最高シリコン洗車

コスパ最高!「シリコンスプレー」を使ったお手軽コーティング

ネット動画でも話題。カーワックスよりはるかに格安の「シリコンスプレー」でコーティング

IMG_0192.jpg

最近、ネット動画でも話題の「シリコン洗車」。筆者も「カーワックス評論家」として、これは試さないわけにはいきません。早速、近所のホームセンターをのぞくと一般のスプレーサイズで¥178、写真の大容量サイズでも¥356と超格安。

IMG_0194.jpg

「シリコンスプレー」には、多くの反響を頂いたため、自宅から離れたホームセンターで最も定番の呉工業「CRCシリコンスプレー」を購入してきました。セール品で420mL2本で¥598でした。早朝に施工をしてみましたが、さすが呉工業。シリコンオイルの伸びが格安のものとは違いました。(使用方法は下記の順序と同じです。)

やはりオイルですので、ムラの発生はありますが、マイクロファイバークロスで丁寧に拭き上げると、「シリコンスプレー」独自のギラギラ、テロテロの艶が再現できました。艶の差は、格安品と大きな差はなく、あえて差別化するなら、作業性の良さといったところでしょうか。

また、ひとつ発見がありました。「シリコンスプレー」で事前に作業を終えると、細かい洗車傷がパッと見わからないほど埋まります。その後、お気に入りのカルナバワックスなどで仕上げると、さらに艶が深まりました。カルナバワックスにもシリコンが含有されているので、ケンカはしませんが、ガラス系コーティング剤ですと「シリコンスプレー」効果で、弾きが発生し、塗装に定着しない可能性があります。

シリコンオイルとは?

シリコーンオイルは、一般に無色透明の液体で、耐熱性、耐寒性、耐水性に優れています。
また、広い温度範囲にわたって粘度変化が少なく、電気特性にも優れています。そのほか、離型性、はっ水性、消泡性、潤滑性なども兼ね備えています。一般にシリコーンオイルは、生理的に不活性で、人体に対して安全性の高いものです。無害で、化粧品原料や医薬品の添加剤などに幅広く使われています。水には溶解しないため撥水性が長期に渡り持続します。

IMG_4792.jpg

洗車を済ませ、塗装面に水分が残った状態で、「シリコンスプレー」を吹き付けます。無色透明のシリコンオイルが塗装面に張り付き、これ大丈夫?と心配になりました。

IMG_4794.jpg

すぐさま、マイクロファイバークロスで伸ばしていきます。水と油ですので完全に分離し、塗装面がシリコンオイルで曇ってしまいました。ほんと大丈夫??

IMG_4793.jpg

さらに、馴染ませながら水分と一緒に拭き取っていくと、ギラギラとしたえげつない艶とすべすべした感触が伝わってきました。濃色車なので、ムラが目立ちますが、もう少し磨けばこれはいけるかも!

IMG_4795.jpg

アルミホイールにも濡れたまま吹き付け、丹念にマイクロファイバークロスで拭き上げていきます。シルバー塗装なので、ムラはほとんど目立たず、綺麗に仕上げられそうです。

IMG_4797.jpg

ボンネット、ドアパネルといった具合でパネル単位で全体を仕上げました。やはり濃色車では、ムラが目立つ部位が見受けられます。固く絞ったマイクロファイバークロスでもう一度拭き上げれば、ムラは消えてくれました。また、馴染んで自然に消えてくるとこの手法のユーザーから伺いました。

IMG_4780.jpg

IMG_4781.jpg

塗装面を拭き上げた状態です。えげつないほどのテロッテロ、ギラッギラの艶が出ます。純度100%のシリコンオイルを吹き付けたわけですから、その辺のワックスやコーティング剤など相手にならないレベルですね。

IMG_4777.jpg

もともと、黄ばみは白濁はしていませんが、ヘッドライトレンズは、透明度が増しました。

IMG_4778.jpg

未塗装のウレタンバンパーには効果大です。若干のムラが確認できますが、時間経過とともに素材に浸透し自然な艶になりました。

IMG_4779.jpg

アルミホイールはシルバー塗装のため、ムラは目立たず美しく輝いています。耐熱塗装のブレーキキャリパーも耐熱性に優れる「シリコンオイル」では、そう簡単には落ちないでしょう。「シリコンオイル」は石油系溶剤が含有されていないため、タイヤワックスとしても使用できました。

IMG_4783.jpg

耐熱温度は200度以上といわれる「シリコンオイル」ですので、愛車に装着されている「INOX CAR」製のRACINGタイプマフラーにも施工。ステンレスの鈍い艶がステキです。

IMG_4787.jpg

雨が降ってきましたので、早速確認。ボンネットの撥水状態です。ご覧のとおり劇撥水です。これをみるとクセになりますよ。

IMG_4788.jpg

ヘッドライトレンズは樹脂のポリカーボネイト製なのですが、塗装面同様、細かい撥水効果を発揮。

IMG_4789.jpg

樹脂バンパーなどのパーツとは相性がよく、自然な艶と撥水効果が得られ、樹脂用としてもGOODです。

IMG_4790.jpg

フロントガラスへの施工はやや気を使いました。「シリコンオイル」を吹き付け過ぎますと、かなりのムラになり、当初はギラギラになりました。根気よく拭き上げると、ご覧のとおりの撥水性が再現できました。正直、ガラスには「ガラコ」のような専用品のほうが簡単に作業ができますね。

筆者は安価なものから~¥1500000のコンクール用「Zymol」まで所有し、数百種類のワックス、コーティングを試しましたが、「シリコンススプレー」によるこの手法はスバリあり!ですね。

最初は、ムラに悩まされることがありますが、コツを掴めば、綺麗に施工できます。施工直後ですと、とくかくえげつないギラギラの艶、超撥水性は、インパクトがあります。これから長雨の時期に入りますが、この効果が一回の降雨で流れてしまうのか?効果を継続するのか?楽しみであります。

(追記) 劇撥水は長時間の降雨での変化なし!

IMG_4798.jpg

IMG_4799.jpg

IMG_4800.jpg

関東地方でも本格的な降雨になりました。沿岸地方の筆者宅では、梅雨前線の影響で長時間にわたり雨に打たれている塗装面ですが、超撥水状態が見事に持続しています。雨が塗装面にとどまらず、流れ落ちるほどの滑水性も備えています。今回の降雨で2回目ですがこの細かい撥水は驚きです。

また、「シリコンスプレー」は家庭内でも大活躍です。お風呂場のタイルに吹き付けると撥水し、カビ防止になりますし、便器の水をいったん抜き、乾燥後吹き付けると水を流すたびに面白いように撥水してくれます。動きの悪かった雨戸も面白いように滑り、朝が楽しみです。ただ、広範囲に飛散し床などについた場合、滑って大変危険です。十分気を付けましょう。

IMG_0193.jpg

筆者は一部の業界では「カーワックス評論家」という異名も持っております。2000年にフリーランスになったから、数々のカーワックス、洗車関連の書籍の監修、執筆を行い、カーワックスメーカーのキャッチコピー制作なども多く手がけました。これは、書斎の一部ですが、1000個を超えるカーワックス、コーティングがストックしてあり、(数百円から150万円まで)日々研究をしております。たまにワックスの雪崩が起きます(爆)また、オススメできるコーティング剤が届きましたので、近日レポートします。





nice!(4) 
共通テーマ:自動車

nice! 4