100均ワックスの実力を試す！

ダイソー「洗浄･艶出し剤」の実力を検証。

「カーワックス評論家」が、100均カーワックスの使用感、艶をチェック。

「ダイソー」が発売している「洗浄･艶出し剤」。なんと470mlの大容量で100円ナリ！隣のマイクロファイバークロスも同社が販売していたもの。（現在ではさらに大面積タイプに変更）筆者が「カーワックス評論家」と呼ばれる由縁は、日頃から雑誌では洗車、カーワックス企画執筆、カーワックスメーカーのプロデュースをはじめ、自ら某洗車業者の開業資格、米国超高級カーワックスのマイスターも有するためです。500円から150万！まで数百個というカーワックスのテストを行ってきましたが、100円でどの程度“使えるのか”を検証。

説明書きには、「水のいらない」とあるが、やはり塗装面に粒子状の汚染物が付着していると傷は避けられない。しっかり、水洗いを敢行し、マイクロファイバークロスで水分を拭き上げる。安価ということで、遠慮なくボンネットに吹き付ける。

すぐさま、マイクロファイバークロスで伸ばしながら拭き上げていく。ここで発見！一切のムラも出ないのが驚き。

フェンダー、ドアなども遠慮なく拭き付け、すぐさまマイクロファイバーで拭き上げていく。塗装面はスベスベになり、深みのある艶が出てきた！これは、馬鹿に出来ないどころか、かなりイケる！

普段はなかなか塗布が難しいドアの隙間などにも、ガンガン拭き付けていく。垂れるほど拭き付けても100円なんでお構いなし！

たっぷり拭きつけた「洗浄･艶出し剤」をマイクロファイバークロスで伸ばしていく。汚れも取れて、このような普段見えない塗装面も艶々になってきた。これは使える。写真にはないがボンネットの樋など普段ワックスを掛けられない部位にもたっぷり拭き付け保護が行えるぞ！！

どうですか？このテロテロの艶。出かける前に洗車を敢行し、艶が欲しいという方にはかなりオススメ！塗装面の下地さえ平坦化されている（状態の良い）クルマなら、丸一日、降雨の中を走っても撥水性は持続しているのも驚きである。またコーティング加工がされているクルマのメンテナンスにも最適。ガラスコーティングのドライな艶にテロテロの艶を+したい方にも、オススメ！！

先日装着したアルミホイール「パイペリオン・ピノ マットガンメタ」は艶消しなので、クリーナー効果があるワックスでは、マットから艶出しになってしまうが、この「洗浄･艶出し剤」なら非研磨剤なんで、ガンガン吹き付けられる。

かならず、柔らかいマイクロファイバークロスで拭き上げる。マット感を保ったまま、スベスベな表面になり保護皮膜が形成されたのが確認できた。頻繁に塗布すれば汚れ付着防止にも役立ちそうだ。

この一本だけで全てを済ませてしまうというのは、少々無理があるが、下地にカルナバワックスやガラス系コーティングなどが施工してあるクルマなら、絶大な効果を発揮する。汚れ落とし効果よりも、テロテロの艶が速攻で手に入り、ムラも皆無。これは、「カーワックス評論家」オススメ！！

この秋は、カー用品紹介の充実、そして、現在取材中で、再上陸を果たしたドイツの名門カーワックスブランド「SONAX」のレポートも近日公開します。 お楽しみに。