超小型USBチャージャー

超小型、軽量ながらも2.1Aの高出力であらゆるデバイスの充電も可能

最近では、パーソナルコンピューターの専用端子であったUSB端子が、ありとあらゆるデバイスに採用される事になり、それに伴い、カーアクセサリーの対応環境も、この数年で大きな変化を遂げている。

スマートフォンをカーナビゲーションとして使用したり、メモリーオーディオをAUX端子と接続し音楽を楽しんだりと、数年前では、考えられない環境になっているのも事実。

近年、自動車内でもUSB経由でデバイスに充電可能な、USBチャージャーが登場。当初は、かなり大型のものが主流でしたが、今回紹介する多摩電子工業「S7103D3」は、親指ほどの小型化を実現。また、充電の際に高出力を必要とするタブレット端末などにも対応すべき、2.1Aという高出力も魅力。筆者自身も自動車内にUSB端子から充電を行うデバイスを持ち込む事が多いため、便利グッズを試してみた。

市販品では最も小さなUSBチャージャーであるが、高出力を実現。

端子下部は1A、上部に2.1Aの2ポートのUSB端子を備える。

シガーソケットに差し込んでも、小型のため装着している事を忘れる程。通電ランプも装備。

端子下部にメモリーオーディオを接続。無事に充電＆演奏が出来た。

上部の2.1A端子には、スマートフォンを接続したが充電時間は迅速。

とにかく小さく軽いのが印象的。2枚目の写真をご覧いただければ、お分かりのとおり、手のひらで包み隠せるほど。しかし、1Aと2.1Aの高出力2ポートUSB端子を備えるだけの事はあり、周囲には金属を多用し、剛性感、高級感もある。また、自動車本体のシガーライターソケットに挿入すれば、本体の半分は、端子に収まり、邪魔になることもない。喫煙者も減る昨今、このまま、購入しておいても、車内のイメージを壊すことはないだろう。また、ブルーの通電ランプが点灯し、接続可能である事も教えてくれる。これらのソケットは派手に光るものも多いが、シンプルで、純正感覚だ。小さいながらも2個のUSBポートは、それぞれ挿入口が、明確に分かれているので、小電力のデバイスは、下部の1Aに、大電力のデバイスは上部の2.1Aに接続は迷わず行える。ソケット形状は、輸入車にも対応し、（テスト車は某ドイツ車）ぐらつく事も無く、安定した電力供給が行われた。下部の1A端子にはメモリーオーディオを挿入し、純正カーオーディオのAUX端子に接続。長距離ドライブでも、内蔵電池の減りを気にせず、数百曲の音源を楽しむ事が出来た。またディスプレイも常時点灯表示にできるところも（通常では電池の減りを早めるので15秒で消灯）美点で、夜間でも演奏している曲を一目で確認できる。上部の2.1Aには、比較的大画面のスマートフォンの充電を行ったが、家庭で使用する充電器の出力より、はるかに大出力のため、急速充電が可能。また、大出力チャージャーでないと充電できない、タブレットPC「docomoギャラクシーTab7」でも問題なく充電が可能だった。

これからPND（ポータブルナビゲーションデバイス）に変わり、スマートフォンをカーナビゲーションとして使用する方にも、お勧めのチャージャーといえる。カーナビゲーションとして使用する場合、充電より放電の方が多く、途中でナビゲーションが停止してしまうという話も聞くが、2.1Aの高出力のお陰で、東京から山梨までの150キロ、3時間、問題なくナビゲーション機能を果たしてくれた。

超小型、軽量で、車内の雰囲気を壊すことなく、メモリーオーディオからタブレットまで多くのデバイスの充電を可能とした多摩電子工業「S7103D3」これは、お勧め。

 

 多摩電子工業株式会社 http://www.tamadenco.co.jp/